ブランド立ち上げまでの道のり 2

2022年秋
中途半端なまま一旦頓挫してしまったブランド立ち上げ計画。
復職後、3カ月ほどは仕事と育児に追われ、中々考える暇もありませんでした。

2023年春
しかし、そうしているうちに第二子を授かることに。
育児の第二ラウンドが始まることに頭がいき、自然とブランド構想も蘇ってきました。

「今やらなければ、もう一生やらないかもしれない」

そう思い、そこから改めて計画を練り直したり、以前訪れた創業支援先に足を運んでみたり、OEM企業に改めて連絡を入れたりと、仕事の合間で再び動き始めました。

2023年夏
依然として自分のデザイン案を進めていただける企業。そしてデザインを納得してお任せできる企業が中々ありませんでした。
そんな中、1つの企業（株式会社ふじや様）の代表と偶然お打ち合わせが出来ました。
「やれないことはないと思いますよ」と八重洲のカフェで言っていただけた時のことを鮮明に覚えています。


2023年秋-2024年春
サンプル製作とデザインの微調整に試行錯誤。
年が明けてからは様々な赤ちゃんに試着いただきました。こんなにも体のつくりは個人差が大きいものだと痛感し、「自分のやろうとしていることは無謀ではないか？」とすら思えました。
それでも出来るだけ多くの赤ちゃんに　ー 新生児でも、1歳でも可愛く着られるような形を追求。そして、もしもサイズアウトしたその後も着てもらえるように。
そんなデザインを何度も作り直し、そして着てもらい、時間をかけて、ようやく今の形が完成しました。

2024年春
さぁ、いざローンチ！と思っていたのですが、ここまで来たタイミングで、ふと自問自答するときがありました。

自分のブランドのミッションは「育児の素敵な思い出をつくるお手伝いをすること」。
では、今、自分こそが子育てをしている立場で、果たして子供との時間を十分に楽しむ生活が出来ているのか？

気づけば、この半年、毎日ベッドの中で目を瞑って寝落ちする直前まで、何をすべきか考えてしまい、この仕事に四六時中とらわれている自分がいました。

そして、子供と遊びながらもブランドをどうするかつい考えてしまう状況に、いつの間にか物凄く疲弊していた自分がいました。


私は一旦、このブランド活動を休止することにしました。

3へつづく